導線

導線に火をつける

躊躇なく 冷酷な程な眼差しで

導線に火をつける

鳥が飛ぶ空をみあげながら

いつしか忘れていたこみ上げる何かを

思い出したから


じりじりと灼熱の塊が

もう決して振り向くことなく

前に前にのみ進んでいく

目隠しされて縛られた状態で

刻一刻とせめぎあう憔悴と焦りの臨界点は

この心に心地よく響き

俺の鼓動に共鳴している


せめてこの一時は

せめてこの瞬間は

誰をも凌ぐ圧巻の光を放ちたい



浅野嘉隆の「インディーズ物語」

詩、日記、映画紹介、芝居活動、自主動画等アップしています。

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